【住吉神社 令和5年例大祭迫る! vol.2】御仮屋・詰所の設置  

5年ぶりに開催される住吉神社例大祭。その準備開始を取材した前回の「寄付者奉名板」に続く第2弾。本日は、各部で準備されている御仮屋と詰所の設置をご紹介します。

※「部(ぶ)」の説明は前回の記事【住吉神社 令和5年例大祭迫る! vol.1】をご覧ください

御仮屋とは、例大祭の期間中、担ぎ終わったお神輿を次の日の担ぎ始めまで保管しておく小屋のことです。また、詰所(正式な統一名称はなく、色々な呼び名で呼ばれています)は、各部の関係者の控室兼休憩所で、お祭りの運営本部のような役割をしています。

奉名版の設置と同様に、現在では専門業者に設置を委託することも多いですが、参加者の皆さんで設置することもあります

お神輿の大きさには大小様々がありますが、「すだれ」や「よしず」を使って作ります。

ところで、みなさん、「すだれ」と「よしず」の違いはご存じですか?すだれ(簾)は竹やヨシ(葦)などの細くてかたい植物を乾燥させたものを編んで作られていますが、その中で特にヨシを原料に使ったものを「よしず」と呼びます。また、簾のうち、横方向に垂らして使うものを「掛け簾(かけすだれ)」、縦方向に立てて使うものを「立て簾(たてす)」とよび、一般的には、よしずは立てて使われるため立て簾になります。上の2枚の写真だと左側が立て簾、右側が掛け簾です

設置作業を興味深く見つめる方を見つけたので激写しました

前回の記事に続き、ほんとうにたくさんの方々が例大祭の準備作業にボランティアで参加しています。私たちの見えないところでご尽力いただいている方々に感謝をしつつ、1か月半後に迫った例大祭を楽しみに待ちましょう!