【住吉神社 令和5年例祭迫る! vol.3】総寄合 

住吉神社の境内に集う「佃住吉講」の面々

2023の6月下旬、この日は住吉講を構成する壱部、弐部、参部の多くが集まって、所狭しと社務所に入って総寄合が行われます。総寄合は普段は部毎に活動することが多い住吉講員を集め、新縁(じんべり)の紹介とその年の決まりを世話人が講員全員に言い渡します。

夕暮れ時に、住吉神社境内に男たちが集まります。まだ、和気藹々とした雰囲気がありました。しかし、世話人の「入れ」の一言で、一気に空気が変わります。

住吉神社の講元から挨拶

かなりの人数がおり、先に新縁から通され、その後、大若衆、若衆と社務所へ入っていきます。先ほどあったまで、和気藹々とした雰囲気は一切なく、ピリッとした雰囲気が漂います。

はじめに、住吉神社の講元から、挨拶。5年振りということもあって「安全第一」が言い渡され、その後に一丸となって祭りを成功させたいという思いが述べられます。

挨拶が済み、次は新縁が一人一人、部毎に紹介されます。最も若い子は中学生。自己紹介では、大きな声で「まだ力はありませんが、元気はあります。頑張ります!」と大声で宣誓していました。とても力強く、立派な自己紹介です。

その後は、各役職の紹介と決まりごとの確認を行い、解散。かなりピリッとした空気でしたが、ここから、いよいよ祭りが始まるという気持ちになるそうです。ほとんどを手仕事で行う祭りで、気を抜くと大きな怪我や事故に繋がりかねないため、常に緊張感を持って取り組むようにと世話人も何度も話されていました。

これから5年振りの祭りがいよいよ始まります。