
いよいよ、準備作業の最終週。ここからは週末のみならず平日も準備が進んでいきます。しかし、7/30は全員で作業できる最後の日。この日は佃祭の象徴でもある「大幟」を上げるための柱を建柱します。これまた、かなり体力がいる作業なんです。建柱の前に、宮元である住吉神社の宮司が幟柱のお祓いを行います。各部二本の大幟があるため、合計六ヶ所を周り、各部の皆さんと行います。

お祓いを済ませた後は、いよいよ建柱。幟柱をクレーン車で持ち上げ、先日、掘り起こした抱木で組み上げた土台と組み合わせます。最終的には人力で調整し、設置箇所へ押し込みます。幟柱と抱木の固定穴が合うところまで移動させ、そこに楔を打ち込みます。計算され尽くした設計なのでしょう。あんな大きな柱が、ジャストで設置されました。

力作業の後は、昼ごはん。今回の佃住吉講弐部の昼ごはんは「牛丼」。一気に掻き込みます。作業の後のご飯は格別ですね。私も一緒にいただきました。大盛りで(笑)

各部怪我人なく、幟柱を建て終え、次に獅子頭の鼻綱を付ける作業です。獅子頭は若衆が担ぎます。胴体部分に当たる煽りの部分(布の部分)を大若衆が持ち、煽るので外れないように取り付けなくてはなりません。綱をよるところから始めます。

先輩から、指導を受けながら、しっかりしっかり取り付けていきます。この作業も代々、受け継がれてきた大事な作業なのです。

鼻綱を付けた獅子頭は準備万端というご様子。獅子頭の宮出し当日はこの鼻綱を目掛けて、各部の若衆が駆け寄るシーンが見られます。これにて、全体での準備作業は最終回です。祭り当日は天気も良さそうです。いよいよ「祭り」が始まります。