テレビ番組の元プロデューサーが自身の経験から立ち上げた「不登校給食」

「不登校給食」は今年6月から、毎月1回開かれる

東京都中央区の月島駅近くで、不登校のお子さんをもつ保護者の方の体験より生まれた「不登校食堂」があります。
テレビ番組の元プロデューサーが自身の経験から立ち上げ「不登校でも大丈夫」と、訪れた親子がそんなふうに思える空間を目指しているそうです。月島駅付近にある喫茶店「元気喫茶」で開かれている不登校の子どもと親が好きな時間に来て食べながら、子どもが人気漫画について話したり、親が子どもの勉強方法について相談、様々な話題に花を咲かせることもできます。

勉強が得意な子もいれば、不得意な子もいる、友達づきあいができる子もいれば、できない子もいる。誰でもあり得ることで、親や子どもの問題ではない。ここへ来て、『学校に行かない』という選択をする人が自分以外にもいるんだと知ってほしい。不登校は人格が否定されるわけでもなく、この先の人生がダメになるわけでもない。いろんな人に会って自分も生きていけると思ってほしい。こういう場があるのは登校の子どもたち、また保護者の方も大変勇気づけられるのではないでしょうか。不登校は特別なことととらえず、多様な生き方のひとつ、多様な幼少期のひとつとしてとらえることが大事だと思います。