晴海選手村跡地にできる「晴海フラッグ」とは?

2024年4月、東京五輪選手村跡地に新しい街が生まれる

東京五輪で選手村として利用された晴海五丁目西地区では現在、再開発事業が進行中です。
選手村として使用された住宅棟21棟に加え、住宅棟のタワー2棟、商業棟1棟を中心にしたエリアは「晴海フラッグ」と命名され、三井不動産株式会社を始めとする大手デベロッパー10社が開発に取り組むプロジェクトとなっていて、2024年4月に予定されている街びらきに向けて周辺施設も含め整備、施工が進んでいる。

進化する晴海、埋立地から物流拠点、戦後は住宅地へ

晴海地区は、明治中期から昭和初期にかけて埋め立てられてできたエリアで1940年の東京五輪と同時開催される予定だった紀元2600年を記念する博覧会の開催地として整備された。しかし、博覧会は五輪とともに日中戦争の勃発により中止となりました。

第二次大戦後、晴海埠頭が整備され流通の拠点として発展し、その後「東京国際見本市会場」が建設され、多くのイベントが開催されるようになるとともに、晴海団地をはじめとする集合住宅が次々と建設され、徐々に倉庫街から住宅地へと変貌を遂げていきました。晴海フラッグ内は4つのエリアに分かれており、3つの分譲住宅「SEA VILLAGE」「SUN VILLAGE」「PARK VILLAGE」と、賃貸住宅「PORT VILLAGE」で構成されている。分譲住宅は4,145戸、賃貸住宅は1,487戸と数多くの住戸を擁しており、住戸の広さにもバリエーションがあるため、家族構成やライフスタイルに合わせた選択が可能となっている。また晴海フラッグ内には延床面積約1万9,000m2の大型商業施設が開業する予定です。さらに約6,000m2の校庭や小・中学校共用の屋内プールを持つ晴海西小学校(仮称)、晴海西中学校(仮称)が2024年に開校する見込みです。